住宅デザイン学校の風景

ブログ

2017.08.27 (日)

伊礼智さんの事務所です。ブログや本で紹介されている通り、落ち着く空間でした。

伊礼先生が設計した住宅です。コンパクトなのに広い。いつも、どんな質問にも、親身に丁寧に説明してくださる伊礼先生でした。

写真だと上手に見えますね(笑)

趣のある目白の住宅です。大好きな感じでした。

吉村順三さんの事務所です。残念ながら応接室には入れなかったので、いつか再挑戦したい!

発表の様子です。

 

最後にみんなで撮影。大切な一枚になりました。

 

もうすぐ2年、もうすぐ料金改定します。

ブログ, 仕事のこと

2017.08.26 (土)

事務所を構えて、この秋には2年がたとうとしています。

中身が濃い分、あっという間なようなたっぷりといろんな経験ができた2年間でした。

 

さて、これまで開業して間もなかったため、お問合せ依頼の料金を安めに提示してまいりました。

そろそろ、相場の料金へと引き上げる時期だと思っております。

いろいろ考えておりますが、11月12日(事務所登録の日)までは、今まで通りの料金を提示したいと思っております。

11月12日までにお問合せいただいた方は、ラッキーです(笑)

 

何かと、ご協力いただいた方に、割引なども考えております。

ご予定のある方は、お問い合わせだけでもいかがですか?お待ちしております。

 

設計の仕事

ブログ, 仕事のこと

2017.08.21 (月)

設計士と言っても、いくつかの専門や得意分野があります。

あまり認知されていないようなので今回、紹介いたします。

 

大きな括りとしては、

意匠設計・・・一般的に言われる設計事務所です。設計全般をしています。

構造設計・・・建物の強度の設計をしています。

設備設計・・・建築に係る設備の設計を行います。

 

各々得意分野などがあり、更に細分化します。

 

■構造設計

木造、鉄骨、RC、建物のつくりに応じて得意不得意があるようです。

雑談:木造は小規模なものが多く、依頼されることも少ないためか「不得意」な方が多いのが実情です。

 

■設備設計

電気設備専門の方、機械設備専門の方、消防設備専門の方がいらっしゃいます。

電気設備はお分かりかと思います。機械設備は水廻りや空調など。

消防設備は規模が大きい、又は特殊建築物で設置が義務図けられたものに必要です。

他に昇降機(エレベーターやエスカレーター)なども専門分野です。

 

最後に我々

■意匠設計

〇顧客の窓口となり全般的な設計を行い、又は各々の設計をまとめることをおもにする設計事務所。一般のイメージに近いと思います。

その中でも、得意な建物の構造や規模があります。(大きいから難しいまたは小さいから簡単というわけではありません。)

雑談: 一般に、住宅の設計は手間がかかる割にはもうからないと言われています。というのも設計料は工事額によって算出されることが多いからです。例えば、大きい工場の方がつくりは簡単ですし工事額は大きく割りがいいと感じるものです。(しかし、工場には工場の規制があり、慣れていること越したことはありません)

なので、住宅の設計は施工業者にお株を譲っているのが現状です。そして優れた施工業者も多くあります。

 

〇手続きを専門に行う設計事務所。

建築に際して各種手続きが必要です。窓口の設計事務所からの下請として依頼を受けたり、施行業者から依頼を受けたりします。(現在、私の主な業務がこれに当たります)

 

〇積算(見積もり)を専門にしている設計事務所。

建築の積算はいろいろな基準があり、また少し複雑です。

私は昔の事務所で少ししたことがありますが、勉強不足で苦労しました。不得意分野です。勉強する、またはソフトの購入など改善の対象分野ですね。

 

〇公共工事を専門にしている設計事務所。

図面作製と積算が主な仕事になるのでしょう。(こちらも私には未知の世界です。)

 

〇商業施設などのデザイン業など

デザイン性が問われる分野で、建築家(士でなく)でも業として働ける分野だと思います。(他は建築士が必要です。)

 

〇マネジメント専門の事務所

全体的なプロデュースや調整が主な仕事なのでしょうか。こちらも私にとって未知の世界です。これからは主流になると言われています。

 

ざっと思いつくだけ書き出しました。このように、設計事務所にもいろいろあります。

(余談ですが、不動産業にも色々な専門があるそうです。先日お話を伺い、興味深かったです。)

 

 

現在のところ、私の収入の大半は窓口の設計事務所の下請けと、手続き専門の設計事務所の下請け業です。

ぼちぼちですが、窓口業も増えてきています。(窓口と言っても積算以外すべて自分でしていますが)

いろんな設計事務所、施工業者の仕事をさせていただいて、いい経験をさせていただきました。是非とも、住宅設計で皆さんに還元していけたらと思っています。

 

 

改修工事、計画進行中。こちらは実現しなかったものです。

何気ない会話

ぐるりな日々, ブログ

2017.08.18 (金)

 「意味のない雑談が嫌いなんです。時間の無駄だと思います」

少し前に何気ない会話でこんなことをおっしゃる方がいらっしゃいました。その方は勉強熱心でストイックで尊敬に値すると思いますが、この発言には少し違和感を感じました。だってこの会話だって私にとっては意味ないし(笑)。そんなことは言えませんが。ただ「そうですか」と次には何も言えなくなりました。

 

 比較的、あくまで全般的にですが男の人は結論のない会話を嫌います。自分の時間を奪われていると思うのでしょうか?何が意味があって、何に意味がないのか?もしくは、自分の発言には意味があるが他の人の話はたわいもないのか?(人は多かれ少なかれそんな風に思ってしまうものかもしれませんが)

 

 しかし、私は思います。「人は本音をなかなか言わない」と。他の人より無防備だと感じている私自身、本音は?となるとあまり語らないです。本音をさらけ出すのはある意味危険ですし、きっとバカみたいな感じになるでしょう(笑)。

比較的、あくまで全般的にですが女の人は本音を雑談から読み取ろうとしていると思います。自分もそうですから、きっとみんなそうなのでしょう。そのことを感ずいている男の人は読み取られまいと「雑談は嫌い」と閉店ガラガラ~と心を閉ざしてしまうのではないでしょうか?

とはいえ、精神的に疲れているときには「雑談」が辛い時があるものですよね。

男も女も。

 

 いいお医者さんは、患者さんを正面から見ないそうです。人は本音を言わないからです。気を許している瞬間を盗み見するそうです。入ってきた瞬間や、会話が終わって「はい、いいですよ」といった瞬間の表情です。実は、そんな瞬間見られてますよ。(だからと言って構えないで、お医者さんにはほんとの姿見せてください。)

 

 ホリエモンこと堀江貴文さんは「電話してくる人とは仕事をするな」と言っています。私も少し共感できます。電話は人の時間を奪います。メールなら相手の都合のいい時間に確認してもらえます。

電話の方が楽なのか、一日何度も何度も電話があり困ることもあります。急ぎの仕事ならまだしも、仕事の愚痴なんかだと「それで、私は今何をすべきですか?」と無理やり締めくくったりします。あまりにしつこいのでしばらくサイレントにしたこともあります(笑)「集中したかった(うるさかった)のでサイレントにしていました。」と伝えても、改善されなかった~(笑)。

きっと精神的に緊迫していたのでしょう。その思いを分かち合いたいのはわかっていますが、こちらも別の件で緊迫したりしているのです。「今電話いい?」の一言があれば「手短に。」とお願いできるのです。是非ともお察しを。

 

 とは言え、私は雑談は大切だと感じています。そして雑談が好きなのです。

なので、打ち合わせ時間は多めに取ります。じゃないと、お互い本音が見えないままではいい仕事ができない気がします。意表を突いた時間泥棒的な電話は嫌いですが、面と向かってたっぷりと時間を割いて語り合いたいと思っています。それが結論のない一見無駄なような会話でもです。それは、あなたのことが知りたいからです。

そして打ち合わせ中、何件も電話を無視します(笑)

働くこととは

 7月までは怒涛の忙しさでしたが、8月に入り落ちつきました。毎年の事ですが1月と9月は比較的時間ができます。というのも工事現場としてはお盆とお正月前に基礎を打ってしまいたいためだと勝手に分析しています。(基礎のコンクリートを流し込んだらしばらく休ませてコンクリートの強度を引き出す必要があるので。)その時期に間に合うように手続き関係を済ませて、着工したいとみんな思うので、毎度急かされるということなのです。しかしそこは個人事業主、で毎日がフレックタイム!頑張るときには頑張るけど、早く帰ることができる時にはさっさと帰ってしまうことも自由。

世の中の会社も早く実績重視の環境になればいいのにと思う今日この頃です。

 

 とはいえ、営業時間が決まっていて拘束時間があることがさけられない仕事も多いでしょう。営業時間以上の労働はおのずと必要ですし、他の人と分配すればその分人件費がかかり経費が・・・と考える経営者の気持ちもわかります。そして、人件費を抑えてブラック企業と呼ばれてしますのでしょう。設計事務所はたいていブラックです(笑)(私が勤めた設計事務所はそんなことなく、たいてい退社時間に帰れましたよ。一応念のため)

アルバイトや派遣の方々は時給で働くのであって自分の時間を売っているのです。しかし、正社員となると残業が増えて時給に直すと最低賃金以下になったり、責任を請け負うことも多いと思います。こんなことなら派遣の方が楽だし、時給もいいし今よりましなのでは?何のために仕事をしているのかわからないし?と思ってしまいがちですよね。若いうちには。

 

 

 しかしそれは、成長を放棄した考えです。経営者としては成長を期待していない人に対しては時間で作業を買いますが、価値ある人間にはお金を払ってでも成長してもらいたいのです。それが「正社員」です。(そしてそれ以上に時間を費やし成長しなければいけないのが経営者だと私は思います。)

 

 

 なので「正社員」は、ダラダラ時間をやり過ごすのはもったいない。盗めるモノは盗んで成長するのです。盗めるモノもなくなり、自分も成長したと自他ともに認められるようになって、ある程度企業にも貢献をしたという自負があれば、次のステップを考えるべきだとも思います。よく経営者の方が「育ててやった恩も知らないで」と離れていく社員に愚痴ったりしますが、自分が成長せずにいたために次のステップを用意してあげられなかった為ではないかと思ってしまいます。(所員も雇えない若輩者のたわごとです。将来の自分を戒めるために書きました(笑))

 

 成長した暁には、きらりと光るキャッチフレーズを自分に与えることができるでしょう。そうなれば、人生乗り切れるのではないかと思います。そのキャッチフレーズが輝かない時代が訪れたとしても、キャッチフレーズを作り出した自分がいるのです。また、キャッチフレーズを作ればいい。

ということを、若い人に言いたいのです。母としては(笑)

 

なぜこんなことを思ったか。理由は二つありまして、

一つは、昨日「プラダを着た悪魔」を見たせいです。理不尽な扱いを受けながらも上司に認めもらえるまでになった主人公が、私生活と仕事の間で揺れ動くという内容で何度か見てたことはあったのですがamazonの「Fire TV Stick」で無料視聴できたのツイツイ見てしみました。(アン・ハサウェイのファンなのです)

 

そしてもう一つは、「仕事って何だろう?」と息子から夫にラインで届いて、私も働くことについて少し考えたからです。(息子への返信は男同志でと思い夫に任せました。)しかしその発言の理由を聞いて、ずっこけました。「元カノに安月給を馬鹿にされた」とのことだそうです。ズリ-ッッ、とずっこける昭和な母でした。真剣に考えて損した。