仮想と現実

ブログ

2021.11.04 (木)

先日、とあるポットキャストで「プロセスエコノミー」の著者、尾原和啓さんの対談を聞いた。
尾原和啓さん,驚くのはその経歴。ググってみてください。
前作の「アフターデジタル」もベストセラーだったようだ。ここ数年、本を遠ざけていたのだけどその間に世の中は目覚ましく変化している様だ。

「プロセスエコノミー」

早速検索してみると、プライム会員はキンドルで無料でダウンロードできるようで、すぐさま読んでみた。
まだ初めの方だけだけども、なるほど読みやすい。
頭のいい人は、読者にも優しく書いてくれる(笑)
簡単に説明すると今は「良い物だけでは稼げない」時代ということ。
なるほど実感できる。いいもの作っても簡単にまねされてしまう。
いい物なのに売れないものもたくさんある。
たとえばファッション。手塩をかけて制作したものと同じくらい、ファストファッションは進化していてる。
トヨタとテスラもしかり。
反対に、売り方が上手で消費者の心に届くように発信して共感を得られれば売れる世の中になってきている。その作り手の熱意が伝われば、高額でも物は売れるのだ。
SNSで反響があるものはテキストがたくさん書かれているもののようだ。
(私は書けない。自戒の念をこめつつ)
価値はものではなく、物語に宿っているのだと。
事務所設立当初より、「物語が大切」と数名からアドバイスいただき、へたくそながらもプロフィールをせっせと作成したのを思い出す。今もその当時のままだけど(笑)
時代の流れが速くなった分、忘れ去られるのも早く、
物語を絶えず作ったり、掘り下げたり、発見したりしながら、発信していく作業が大切なのだろうな。
とは思いながら、なかなか苦手で、よいしょっと、という感じで重い腰を上げている。今(笑)
物語は古代より大切なものだった。(受け売りだけど。)
大衆先導にはなくてはならなく、国家形成?には必要不可欠だったとか。
現在でも私たちは都市伝説に振り回されてるし(笑)
何が都市伝説で何が真実なのかも、渦中にいては不明瞭で、きっと未来になって振り返ってわかるものなんだろうな~と感じている。
話は変わるが、先日フェイスブックの社名変更の動画を見た。(メタと変更)
これからは仮想空間に力を入れていくようだ。
仮想の世界では住空間も自分で自由に作られるようになるみたいで、皆さん自由に作られますよ~、ってお知らせしたい気分だった。
現実世界は、いろいろ縛りがあったりするけれど、仮想空間では自由に自分の世界を表現できる。
自己実現は仮想空間で!なんて、現実逃避したりして。
なんだか仮想と現実がまぜこぜな感じが、少し危うくも感じてしまう。仮想空間にもきっとキャッシュは発生して、お金も仮想通貨で、仮想と現実がごちゃ混ぜの生活で心は保てるのか?バブル世代で物欲にどっぷり浸った私には心配になる。
哲学と物理学が似ているという話を聞いた。
物を作る者は哲学を学ばないといけないとも聞く。
最近の物理学では、時間を含めた4次元を通り越して幾重にも次元が存在する、って言うのが定説だそうだ。仏教の教えにも似ているとか。
でも、私の頭のリソースでは全然追い付かず(笑)
映画「インターステラ」的な世界なのかと勝手に想像してみる。

インターステラ

 

私には、やっぱり4次元くらいがちょうどいい(笑)

 

物は残らないが情報は残ると誰かが言っていた。
気軽に発信できるこのご時世、ビックデーターがあるにせよ、どんな情報が残されるのか。未来の勝者の利害で削除されるていくのかもしれないけど。
将来、どんな物語となって語り継がれていくのか、時を超えて今を見てみたい。
時間を超えても、次元がいくつも存在するのであればどこのどの次元から見返すのかもわからないし、そんなことを想像するともう何が何だかかわからない。
やっぱり私の頭ではパンクしそうだ。